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[オカルト] 震災と心霊現象

 

アマゾンのプライムデーで購入したまま積まれていた本を見つけた。

「霊性の震災学」がそのタイトル。東日本大震災についての本で、2016年の1月に出版されたものだ。帯には「タクシードライバーが邂逅した”幽霊現象”」とある。

震災5周年に合わせて出版されたのだろう。たまたま見たネットの番組で紹介されていたので購入したのだった。

 

 

 

実際に起こった災害とオカルトの相性はあまり良くない。

語る人には「不謹慎」「死者を冒涜するな」「ふざけるな」、こんな声が飛んでくる。

生きるか死ぬかの体験をされた被災者さんからすれば、震災と幽霊や心霊に結びつけて茶化すようなことが許せないのだろう。最もな意見だ。

 

怪談を収集している知人の話では、「ある事故や災害の心霊ネタが語られるようになるのは10年以上、いやもしかすると20年くらいは待たなければならない。」という。

 

ところが「霊性の震災学」は震災から3〜4年でまとめられた話が多い。

著者の金菱清の後ろに(ゼミナール)と書かれているのがミソなのだろう。

(前には東北学院大学 震災の記録プロジェクトと書かれている)

東北学院大学のゼミに所属する学生が聞き取りしたので、学術目的ということもあってか興味深い話がいくつか収録されている。


 

なかでも私の興味をひいたのがタクシードライバーの話である。

 

______________

震災から3〜4ヶ月後、初夏の蒸し暑い夜。

タクシーに季節外れの厚手のコートを着た女が乗車してきた。

目的地を聞くと「南浜まで」という。

そこはもう更地しかありませんけど大丈夫ですか?とドライバーは聞き返した。

すると「私は死んだのですか?」という声がした。

あわてて振り返るとそこには誰も居なかった。

______________

 

このパターンの類話が6つほど収録されている。

目的地まで霊を乗せて消えてしまった人、乗り降りを手伝って手を触れたにもかかわらず消えてしまったケースもあった。

 

共通することは初夏〜初秋あたりに起こっていて、いずれも季節にそぐわない厚着をしたお客が幽霊というもの。

そういえば震災が起こったのがまだまだ寒い3月11日だったので、その時の姿で現れるのだろうか。


近いうちに阪神淡路大震災に少し関係した都市伝説の動画を作ろうと思っていたので、色々参考になる話でもあった。




 

追記

実を言うと「霊性の震災学」は前書きを除くと180ページの本であるが心霊に関するページは23ページだけしか無い。

これは各章につき1人の学生が担当しているため仕方ないことでもある。

 

 

震災と心霊に関する章以外は、地元消防団の活躍や遺体の掘り起こし作業の取材などが掲載されており、心霊絡みの文章は姿を消してしまう。

オカルト目的に購入するのであれば二の足を踏んでしまうかもしれないが、震災の記録プロジェクトの名にふさわしいものが学生たちの素直な筆致で書かれている。

 

そして取材後記を読むと、やはりというか当然と言うか、「ふざけるな!」「何を聞きに来た!」と強い口調で怒鳴られてまともに話を聞くことが出来ない人も多かったという。

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キミー * オカルト * 20:04 * comments(0) * -
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